3月6日(木)は
The Rolling Stones『14 ON FIRE JAPAN TOUR』@東京ドーム
日本公演最終日に行った。
もはや当たり前になっていることが恐ろしいほどの、
素晴らしいパフォーマンスだった。
キースもチャーリーもロニーもすごいが、
矢張りミックは突出していた。
ほぼ2時間ステージを縦横無尽に動いて、息切れすることなく唄っている。
ほんとに
人類未開拓の地を独走中の70歳である。
- ミック・ジャガー 1943年7月26日 (70歳)
- キース・リチャーズ 1943年12月18日 (70歳)
- チャーリー・ワッツ 1941年6月2日 (72歳)
- ロン・ウッド 1947年6月1日 (66歳)
うーん恐るべし、面々。
2/26初日公演の様子はもちろん報道され、オフィシャルサイトにもセットリストやハイライト映像などアップていたが、とにかく見ないように耐えてきた。
リクエスト曲募集も余計な情報を見ないよう、おそるおそるWebページから
Respectableに投票した。
仕事を終えて、東京ドームに着いたのは開演時刻18:30の少し前だったので、そのまま入場して、ビールを買って席に着いた。
当然ながら見渡す限り、アリーナもスタンドもほぼ座席は埋まっている。
19:00に客電が消えSEが流れて、場内盛り上がるなかメンバーがステージに登場。
キースおなじみのギターリフ
Jumpin' Jack Flashからスタート。
最新曲
Doom And Gloom以外は、おなじみの楽曲ばかり。
リクエスト曲で披露されたのは、投票していた
Respectable
しかもスペシャルゲストとして、
布袋寅泰がステージに登場した。
テレキャスターはキースへのリスペクトかな。
ソロをとったり、スタンドマイクをはさんでミックと唄ったり、と信じられない光景だった。
心なしか、布袋ギターの音が一番クリアに聞こえた。
演奏を終えると少年のような笑顔で、メンバーと握手する姿も微笑ましかった。
本人のブログでも、今も変わらぬギター少年としての思いが綴られていた。
近年は野球の神様に泣かされることが多いが、
このブログを読んで久しぶりに
ロックの神様に泣かされた。
THE ROLLING STONESからの招待状
キースコーナーは、
Slipping Awayと
Before They Make Me Run
1990年の初来日で聴いたのもこの2曲だったと思う。
ゲストとして登場した
ミック・テイラーは見事に太っていた。
Miss Youでのダリルジョーンズのベースソロは、東京ドームゆえ音の悪さが残念だった。
ベースってもっとかっこいい音なのに。
Gimme Shelterでの女性コーラス、
リサ・フィッシャーの見事な唄いっぷりにも感動した。
最もミックらしい独特な振りで唄う
Start Me Up
Sympathy For The Devilのグルーヴ感
大好きなギターリフの
Brown Sugar
の3曲で本編は終了、この流れがハイライトだった。
ギターリフは発明、だと思っているが、
キースはまさに第一人者。
布袋もギターリフのメドレーで楽曲になるほどの発明家のひとりであり、日英発明家の共演ともなった。
来日が決定してからというもの、
「ストーンズを観るのもコレが最後かな。」と考えていたが、
ライヴが始まるとそんな思いはどこへやら。
目の前で演奏される楽曲とパフォーマンスに圧倒された。
終わってみれば、また次があると思えるようなパフォーマンスだった。
まだまだ転がり続けて欲しいものだ。
【3月6日 東京ドームセトリ】
01.Jumpin' Jack Flash
02.You Got Me Rocking
03.It’s Only Rock'N' Roll (But I Like It)
04.Tumbling Dice
05.Ruby Tuesday
06.Doom And Gloom
07.Respectable (Fan vote ? with Tomoyasu Hotei)
08.Honky Tonk Women
Band Introductions
09.Slipping Away (with Keith on lead vocals and Mick Taylor joining on guitar)
10.Before They Make Me Run (with Keith on lead vocals)
11.Midnight Rambler (with Mick Taylor)
12.Miss You
13.Paint It Black
14.Gimme Shelter
15.Start Me Up
16.Sympathy For The Devil
17.Brown Sugar
e1.You Can't Always Get What You Want
e2.(I Can't Get No) Satisfaction (with Mick Taylor)